東盟社は、誠実かつ実務的な会社です。時代の流れにのり、価値を創造して社会に貢献するという経営理念を掲げています。
冷間圧延されたステンレス鋼に特化した事業を展開しており、株主や融資銀行の支持と、業界のリーダーやお客様からの引き立て、供給業者との協力、従業員の団結のもと、高品質な冷間圧延製品と専門的なサービスを継続的に提供しています。私たちは、冷間圧延ステンレス鋼業界で信頼される皆様のパートナーであることを目指しています。
三十年以上にわたり、私たちは地元に深く根ざして事業を展開してきました。企業として社会的責任を果たし、社会へ還元することを使命としています。社会福祉事業への支援に留まらず、地域での雇用創出にも取り組んでいます。実際、当社の従業員は主に近隣である学甲地区出身であり、これまで外国人労働者の雇用は行っていません。今後も東盟社は、労使が調和した安全な職場環境を構築し、近隣との友好関係を促進し、公益活動へ積極的に参加することで、「弱者への配慮と地域への還元」という企業文化の発展に努めてまいります。
私たちはステンレス鋼の加工プロセスにおいて、エネルギーの消費や廃水、汚泥などの廃棄物を生じ、環境への負荷を増加させることを深く理解しています。そのため、2022年にはISO 14001:2015 環境管理システムやISO 45001:2018 職業安全衛生管理システムなどの重要な管理項目を引き続き実施すると共に、ISO 14064-1:2018 温室効果ガス管理基準を積極的に導入しました。さらに、温室効果ガスのインベントリー作成とISO 14067:2018 製品のカーボンフットプリント基準を実施し、第一段階として太陽光発電と硝酸塩窒素処理設備を設置しました。具体的な計画をもとに行動を起こし、よりエネルギー効率の良い加工生産を目指しています。プロセスの改善、廃棄物の削減、カーボンの削減、資源のリサイクル管理などの措置を通じて、節電、節水、廃水のリサイクル浄化処理と再利用など、一つ一つの作業を確実に実施し、ESGにおける持続可能な発展を目指しています。
過去2、3年間、国際貿易における保護主義が広がりを見せました。新型コロナウイルス感染症のパンデミックが収束しない中、産業環境は急速に変化し、国際情勢が緊迫しました。さらに、ステンレス鋼産業の需要と供給が不均衡になり、私たちの企業経営は大きな試練に直面しました。それでもなお、2021年には顕著な成果を達成することができました。2022年は新型コロナウイルス感染症が依然として猛威を奮っており、ロシアとウクライナの地政学的紛争が再発しました。結果として世界経済はインフレと各国中央銀行の利上げ圧力に見舞われることとなりました。さらに、ヨーロッパのエネルギー危機、世界的な壊滅的かつ深刻な気候変動、炭素削減問題などの新たなリスクが産業経営に前例のない厳しい挑戦をもたらしました。2022年、世界中の鉄鋼業界は多くが衰退し、損失を出すこととなりました。しかし私たちは、それなりの成績を保つことができました。
この場を借りて、職場で常に精力的に取り組んでくれている従業員、いつも会社を気にかけてくれているその家族、サプライチェーンパートナー、そして長年に渡り激励、協力、サポートをしてくださった忠実なお客様に心から感謝します。企業の持続可能な発展への道は長く、困難も伴いますが、私たちは自信を持って前進することを決意しています。また、企業が利益を上げ、株主に価値を提供するだけでなく、信念を持ち続け、経営力を強化し、前進し続けることの重要性を深く理解しています。事業の成長を追求しつつ、「社会共益」と「企業共進」という理念を実践し、全てのステークホルダーの期待に応え、社会に共益の価値を創造することに尽力しています。
東盟開発実業株式会社 代表取締役